首と後頭部下縁の痛み ─ S様(42歳・男性)

- update更新日 : 2022年04月19日
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手枕をする男性Sさん(42歳・男性)は、首の後ろと後頭部下縁(首と後頭部の間)の痛みが約3か月も治らなくて当院にお見えになりました。
新型コロナ対策のためテレワークが増え、自宅で長時間パソコン仕事をするようになってこの症状が出てきたとのことです。
特に下を向くと上記の部分にピンポイントで痛みが出ます。
その他の症状としては、腰と背中に張りがあります。
姿勢分析をしてみると、仕事内容のせいもありますがどうやら猫背から起こっているようです。

初回の施術の概要

まずは、全身の筋バランスを整え自然治癒力を正常化するために頭蓋骨の調整を行います。
当院の頭蓋骨調整は顎関節と同時に調整することが出来、時間も2分かかりません。
調整後、下を向いてもらうと、なんと「痛みが9割方減った!」とのことです。
私も驚きましたが、特にSさんには劇的に効果があったようです。

骨盤を検査してみると右足がやや短いので、骨盤ブロックを使って調整。→きれいに整いました。

猫背も年季が入っています。今までずっと姿勢が悪かったそうです。
こちらも当院得意の猫背矯正で、背骨はある程度正常になりました。
(慢性の猫背は改善するまでに複数回の矯正が必要となります。)

次に首を触診してみると、第2頚椎が右回旋変位を起こしています。それもかなり大きく歪んでいます。
この第2頚椎を丁寧に矯正!

起きていただいて首の前屈に対する「動体療法」を施して、再度下を向いていただくと痛みは「0」となりました。
姿勢も随分良くなりました。

あと少なくとも2回くらいは間隔を詰めて施術を受けられるようご提案しました。
普段の姿勢が悪いので、正しい坐り方についてアドバイスさせていただきました。

2回目の施術 ならびにアドバイス

2回目の施術は3日後に行いました。
初回よりかなり痛みが軽減してはいるものの、痛みが少し戻ってきているようです。
下を向いた時に初回のようなピンポイントの痛みはなくなりましたが、首から肩にかけて鈍い痛みがあるとのことです。

施術内容は前回と同じですが、最後に頚椎の牽引を追加しました。
施術後、下を向いていただいても痛みはまったくありません。

施術中にいろいろとお話しをして分かったことですが、どうやら家でテレビを見るときに「手枕」をするのが習慣になっていることが分かりました。
今後はできるだけ手枕をしないで、姿勢もこまめに変えながらテレビを観るようにアドバイスさせていただきました。

(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)

頭蓋仙骨療法について

骨盤のゆがみの改善について

猫背の矯正について