背骨の歪み(猫背)は万病の元!! ~猫背を改善したい方へ~
最近、背中が丸くなっている若者をよく見かけます。何故か若者の方が姿勢の悪い人が多いような気がしますが・・・。体の歪み、特に背骨が歪んでいると見た目の問題ももちろんですが、著しく健康を損ねるというのはもう皆さんご存知ですよね。
猫背になる原因とは?
近年、姿勢が悪い人が急に増えているのは主に次の理由からです。それはパソコン入力、スマートフォンの長時間の使用、テレビゲーム、携帯ゲーム、ソファに坐る習慣、などがあげられます。
若い人ほど健康には無頓着です。どうにかなるだろうと思っているんですね。いやそれさえも考えていない人が多いのです。もちろん当院のお客様の中にはそのような方はいらっしゃいません。若い彼らは今、何の症状もないからといって健康かというと実はそうではなく、あの姿勢から察すると病気予備軍であると考えられます。
もしご家族の中に姿勢の悪い方がいらっしゃれば、ちょっと厳しく注意してあげて下さい。ご本人のためです。特に若い方はこれからの長い人生その体を一生使っていかなくてはなりません。今のうちから気をつける必要があることをしっかり伝えてあげて下さい。
猫背でどんな症状が起こるの?
背骨の中に脊髄が入っているのは皆さんご存知ですよね。猫背があると、一定の姿勢のときに脊髄や脊髄神経に圧迫が生じます。圧迫といっても骨に挟まれるわけではありません。脊髄神経が椎骨と椎骨の間を通るときに脂肪組織や結合組織という軟部組織に圧迫されるのです。
猫背とそれによる神経の圧迫により起こる症状は大まかに次の通りです。
背中のコリや痛み、背骨の痛み、肩こり、頭痛、めまい、内臓機能低下(心臓、肺、胃、腸、肝臓、胆のうなど)、免疫力低下、ホルモンバランスの乱れ、血圧の乱れ、新陳代謝の低下、手や足の冷え、むくみ、など。
この症状を見て、「私も当てはまるかも」と思った人は要注意ですよ。何度も言いますが、猫背で本当に怖いのは、見た目の問題ではなく、猫背により引き起こされる症状の方が怖いのです。
猫背予防対策
以下に、猫背を予防するための、あるいは現状より悪化させないための方法をいくつかご紹介します。
- 胸を張る
- おなかを引っ込める
- あごを引く
- 腰を丸めて坐らない
- 足を組まない
(以下に、①から順番に説明していきます。)
①普段から気をつけるのが一番いいのですが、忘れてしまう人もいます。一日に数回大胸筋(胸の筋肉)を伸ばすストレッチをして下さい。伸ばして気持ちのいいところで止めます(20~30秒)。壁などを使うとやりやすいですよ。
②腹筋が弱い人は、立っているときにおなかを前方に出すような姿勢になります。そうするとバランスを取ろうとして、顔が前に出ます。このような姿勢を続けると、上部胸椎(背中の上の部分)が丸くなってしまいます。おなかを引っ込めることを意識して下さい。
③あごが肩より前に出ているような姿勢は、パソコンなどのデスクワークやレジの仕事をしている人に良く見られます。できるだけあごを引くように心掛けて下さい。
④腰を丸めて坐ると、自動的に背中も丸くなります。仕事で長距離を運転する人や、ソファや座椅子に長時間坐る人に良く見られます。この姿勢は最も腰痛を起こしやすい姿勢です。
心当たりのある人は気をつけましょう。
⑤足を組むと、自然に背中が丸くなります。この姿勢では、猫背と骨盤の歪みを同時に作ってしまうので、足を組む習慣のある人は、極力この姿勢は避けるようにしましょう。
猫背の状態が長く続いている方は、自力での改善は難しいと思われます。当院のカイロ(整体)矯正を受けられることをお勧めします。施術の流れは下記の通りです。
猫背がスッキリ改善する!鹿児島市で猫背矯正なら当院の整体がおすすめ
胸椎の矯正方法は色々ありますが、ここでは最も一般的で施術頻度の高い上部胸椎の矯正方法をご紹介します。
横から見て、耳と肩の位置が縦に垂直にそろっているのが最も望ましい姿勢です。
写真は、猫背の原因となっている上部胸椎を矯正しているところです。
この他にも、もっと効果的な矯正方法がいくつかあります。
カイロ(整体)矯正をすることで、これらのサブラクセーションが取り除かれ、猫背が改善していきます。
但し、慢性の度合いにより、改善に時間がかかる場合があります。猫背が慢性化している方は、なるべく間隔を詰めて矯正に通われることをお勧めします。