病院で検査技師として勤務されているMさん(23歳・女性)が、子供の頃からの猫背と巻き肩、それらに伴う肩こりのお悩みでお見えになりました。検査という目を酷使する仕事ですので、おのずと姿勢も前かがみになり、最初は気を付けていても気が付いたら猫背に戻ってしまうようです。この仕事を始めてから、上記の症状の他に頭痛も起こるようになってしまいました。
検査&施術
検査をしてみると、まず右足が7~8mmほど短くなっていました。骨盤に歪みがありましたので、骨盤矯正ブロックを骨盤の下に挟んで矯正を行い、さらに腰椎のねじれも矯正してみると両足の長さは揃いました。
下半身についてはこのくらいでしたが、上半身、特に背骨の後方への弯曲が強く、慢性の猫背につき可動性にかなりの制限がありました。猫背の矯正を行い、その他のこまごました捻じれなどを慎重に、かつ確実に矯正していきます。
次に巻き肩の矯正を行いました。巻き肩の矯正は、単に肩を後方に広げれば良いというものではありません。それだと、数分後にはすぐに元の巻き肩に戻ってしまいます。巻き肩の矯正は体幹からじっくり時間をかけて、徐々に矯正をしていきます。
最後に頭痛の直接の原因である第2頸椎の右後方変位の矯正を行いました。
施術後のチェック
これで、姿勢をチェックしてみると、猫背、巻き肩ともに大幅に改善し、肩こりもほとんどなくなっていました。Mさんにも鏡でチェックしていただくと、その変化に驚いていました。ただ、これまでの長年の不良姿勢の習慣がありますので、しばらくはあまり間隔を空けずに施術を繰り返す必要があります。
猫背と巻き肩が改善し姿勢が良くなると、肩こりや頭痛が改善するのはもちろんですが、他にもウエストがくびれたりバストアップしたりと、うれしい副産物もあります。施術後に「ズボンが履きやすくなった!」という感想はもはや珍しいことありません。
皆さんもMさんのように、かっこ良い姿勢を手に入れてみませんか?
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)