噛みしめによる頭痛、慢性腰痛、首の痛み

- update更新日 : 2022年04月19日
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ご主人の仕事の関係で海外から鹿児島に戻ってこられたYさん(40歳・主婦)は、噛みしめによる頭痛(こめかみの痛み)をはじめ、長年の腰痛首の痛みでお見えになりました。海外にいらしたときも同じような症状で悩んでおられ、やはり定期的にカイロプラクティックを受けられていたようです。

今回、鹿児島に帰って来られて引っ越しの片づけや諸々の手続きなどもあり、心身ともに疲労してしまっているせいか、上記の頭痛、首の痛み、腰痛が悪化しているとのことです。もちろんこのところ引っ越しのごたごたで行きつけだったカイロにも行けてなかったこともあるとは思います。

検査&施術

まず腰痛の検査ですが、立位での前屈と後屈で痛みが出ます。仰向けに寝て両膝を立ててもらい、私が両膝を抱えて持ち上げようとすると痛みが生じます。さらに両膝を立てて、左に倒すと右の腰に痛みが出ます。

うつ伏せに寝てもらい脚長差を見てみると、右足が少し短くなっています。第1腰椎に左後方回旋変位があるので、これを矯正。すると脚長差は揃いました。

さらに「仙腸関節の圧着」や「梨状筋の強化」を行い、さらに「動体療法」という痛みを取るのに非常に効果的な施術法を使って、すべての動きでの腰痛が緩和しました。

首の痛みについては、首の問題はもちろんですが、上部胸椎の後弯(いわゆる猫背ですね)も少なからず影響しているように感じました。この上部胸椎の後弯を矯正すると、首の痛みが半減しました。

頚椎自体にもサブラクセーションが複数あり、特にメジャーとなっている2か所を矯正しました。すると、首の右側の痛みはほぼなくなりました。それにともなってこめかみの痛み(頭痛)も軽減しました。最後に側頭筋の緊張をゆるめると、こめかみの痛みもほぼなくなったようです。

アドバイス

噛みしめてしまう癖のある方は、どうしても側頭筋が緊張・疲労してしまい、こめかみの痛みを誘発してしまうものです。そこで、自宅でも簡単にできる「噛みしめる癖を減らす体操(舌回し体操)」をお勧めしました。この体操を少なくとも1ヶ月は続けるようお願いしました。

現在4回目の施術を終了したところですが、4回目の時は「もう行かなくてもいいのでは?」と思うくらいに調子が良くなっていたとのことです。今後は間隔を空けつつも定期的にお見えになることをお勧めしました。
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)

頭痛の改善について

腰痛の改善について