大学院1年生のY君は、来年には就活を控えています。就活に備えて、長年連れ添った“猫背”に別れを告げるべく、当院の門を叩きました。
検査
立位検査してみると、確かに頭位前方型の猫背で、上部胸椎が後方にせり出してきています。典型的なケースですね。さらに、“巻き肩”も連動して起こっています。中学、高校、そして現在とかなり勉学に励んできた勲章のようなものですね。
ただ、やはりY君が言うように、就活の時に猫背では、面接官からの印象は悪くなりますので、猫背を治して臨むことはとても大事なことです。まだ22歳ですから、全く問題ありません。
30代でもなんとかなりますが、20代の人の倍は回数がかかります。40代ともなりますと、もっと回数がかかる上に、完全には良くならない人もいます。ただし、50代、60代でも猫背が改善する場合もありますので、個人差がどうしても出てきます。
ついでに言うと、Y君は腰痛もあります。立って後ろに反らすときと、仰向けに寝て両膝を立てて左右に倒すときに腰に痛みが出ます。
施術
左足がやや短いのですが、背骨を下から上にかけて全体的にさするだけできれいに揃いました。そして当院の“売り”でもある猫背矯正を施しました。次に“巻き肩矯正”。そして腰痛に対しては“動体療法”で椎間板と筋膜にアプローチし、調整しました。腰痛はすぐに消えました。
そして今回のメインのお悩みである猫背はどうでしょうか?なんと、最初とは別人のように改善していて、Y君もとても喜んでいました。
最初はすぐに元に戻ろうとするので、2回目は2日後に来てもらいました。幸い、姿勢はほとんど戻っておらず、腰に関しては、全く痛みはないようです。初回とほぼ同じ施術を行い姿勢を見てみると、初回よりもさらに猫背が改善しています。やはり、間隔を空けないことが大切ですね。それに、なんといっても若いということが何より大きいですね。
今後は少しずつ間隔を空けていって、最終的には1ヶ月おき、または2ヶ月おきにメンテナンスを行うようにすれば、良い状態を維持できるでしょう。
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)