寝違えが半年間治らない ─ N様(26歳・男性)

- update更新日 : 2022年04月19日
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寝違えを起こした男性半年前に寝違えて以来、痛みが治まらないということで、会社員(営業)のNさん(26歳・男性)がお見えになりました。これまでもしばしば寝違えを起こしてはいたようです。いつもなら数日で良くなっていたのですが、今回は半年たっても治っていません。少しずつは痛みが減ってはいたものの、治らないうちに数日前に再度同じところに寝違えを起こしたようです。さらに腰痛と左肩の痛みもあります。

検査&施術

・首 ─ 左を向かせると首の左側に痛みが出る。
施術 ⇒ 第6頸椎が右後方変位を起こしており左回旋ができない。したがってまず第6頸椎を矯正。左を向かせると可動性はある程度回復したものの、痛みはまだ変わらないとのこと。「動体療法」の首のテクニックを施すと、左を向いた時の可動性は増し、痛みも劇的に軽減した。動体療法の首のテクニックを3つ施したが、1つ行うごとにどんどん改善していった。

・腰 ─ 立位で後ろに反らした時に第4腰椎の左右に痛みが出る。
施術 ⇒ 骨盤に異常はないが、腰椎を触診すると椎間板が狭まっている。従って、動体療法の腰のテクニックを使い、椎間板を広げ、腰部の筋膜を緩めた。立位で後ろに反らしてもらうと、かなり痛みが軽減した。 

・左肩 ─ 小学校の時に野球(少年団)でピッチャーをしていた時に痛めたもので、今でも挙上すると痛みが出る上に、右肩よりも可動域が狭くなっている。
施術 ⇒ まずは動体療法で、肋骨の調整と筋膜リリースを施すと、可動性が劇的に回復した。さらに「肩甲骨はがし」を施すと、痛みなく挙上できるようになった。試しに比較のため両腕を同時に限界まで挙上してもらうと、むしろ右よりも左の方が軽くなったとのこと。 

いずれの症状も慢性化しているので、しばらくは行きつ戻りつを繰り返すことになるかと思いますが、施術をある程度続けることで着実に改善し、良い状態を保つことができるようになるので、しばらくは間隔を詰めて通院されることをお勧めしました。

またNさんは、坐り方がとても悪いので、姿勢の指導を行いました。
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)

寝違えの改善について