慢性の肩こり

- update更新日 : 2022年04月19日
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長年の肩こりを訴えて、64歳(会社役員)の男性がお見えになりました。毎日ではないが、パソコンを長時間使用することがあるとのこと。肩こりはもともとあるのだが、今回は数日前に寝違えを起こし、左右を向こうとするとどちらも痛いとのこと。そのこともあって、肩こりが悪化しているようでした。

猫背が随分進んでおり、訊いてみると普段から姿勢が悪くなっているとのことでした。この猫背が改善すれば、自ずと肩こりも良くなるだろう。

初回の施術

左足が短い。左骨盤が後方変位を起こしているので、これを骨盤ブロックで矯正。第8胸椎を頂点として後弯(猫背)があるので、第8胸椎を押し込むように矯正し、姿勢の改善を図る。仰向けに寝てもらい、先ほどの骨盤ブロックとは違うソフトなブロック(クッションのようなもの)を使い、脳脊髄液の循環を促進し、自己治癒力の向上を図る。

この段階で両腕を最大可動域まで万歳してもらうと、右肩が最後の可動域で痛い。これは、動体療法できれいに解消。

最後に、僧帽筋、菱形筋、肩甲挙筋など、肩こりの主要な筋肉を「ただ触れるだけ」のテクニックでふにゃふにゃに緩める。立ち上がっていただき、肩こりと寝違えの痛みを確認してもらうと、かなり軽減しているとのこと。

2回目の施術

2回目は、2日後に来ていただいた。肩こりは随分良いが、寝違えの痛みがまだ少し残っているとのこと。姿勢は前回より随分良くなっているので、まずは循環(血液、リンパ、脳脊髄液)を上げる施術をメインで行い、寝違えの痛みは動体療法でほぼ完全に消失した。

60歳代で慢性の症状がこんなにあっさり(たった2回で)ほぼ完治することは珍しいのですが、このクライアントさんはもともとの治癒力が高かったのか、順調に改善しました。

従来のカイロプラクティックに動体療法やその他の効果的な(カイロだけにこだわらない)施術法をプラスすることで、私自身の技術も年々向上しているのだと思います。しかし、勉強・研究は永遠に続き、まだまだ成長できる。だからこの仕事は面白い!
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)

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