首の痛みを訴える女性(M様、N様)
本日お見えになったお客様の中で、首の痛みを訴えるお客様が2名いらっしゃいました。
お二人とも40代の女性です。お一人ずつ施術について説明していきます。
スマホの見過ぎで首が痛くなったM様(45歳・看護師)
原因
台風の状況が気になり、長い時間を通してスマホで情報をチェックしていたのが原因ではないかとのことでした。スマホはもともと結構使う方のようです。
発症してから今日で2日目です。痛みが随分強いようで首を押さえながらお見えになりました。
検査
痛みが出る動作は次の5パターンで、いずれも首の右側に痛みが出ます。
- 下を向く
- 左を向く
- 右を向く
- 頭を左に倒す
- 頭を右に倒す
施術
骨盤に左右で捻じれがあり、まずはこちらを骨盤ブロックで矯正
上部胸椎に猫背あり→矯正
第7頚椎が左回旋変位を起こしており、これを正常な状態に矯正
この段階で痛みは半減しましたが、もう少し楽にしてあげたいところ。
ここから先は「動体療法」で仕上げていきます。
筋膜、経穴、筋反射ポイントなどを利用して、動体療法のテクニックをいくつか行っていく毎に、痛みが少しずつ軽減していくのが分かります。
最終的に、首を右に倒したときの痛みが少し残ったものの、他の動きについては、ほとんど痛みが消失したようです。大事を取ってあと1~2回施術を受けられることをお勧めしました。
パソコンの使いすぎで首が痛くなったN様(46歳・会社員)
原因
お子さんの学校行事の資料作りのために3日間かけてパソコンで作業をしたところ、首を痛めたそうです。1週間経っていますが、いまだに痛みは治まらないそうです。
検査
痛みが出る動作は次の2パターンで、いずれも首の右側に痛みが出ます。
- 左を向く
- 頭を左に倒す
施術
骨盤や腰椎には問題はなかったが、胸椎全体が後弯(猫背)しており、これを丁寧に矯正。
頚椎をチェックしてみると、第4頚椎が左回旋変位を起こしているので、正常な状態に矯正。
第6頚椎の右横突起が前方に変位しているので、これを矯正。顔を前に突き出していると、このような変位が起こります。
上記検査の痛みはすべて楽になりましたので、首を自由に大きく回してもらいました。すると右斜め後方に頭を倒したときだけ、首の右側(正確に言うと第1胸椎の右側)に痛みが出るようです。
こちらも動体療法のテクニックで痛みは消失しました。これで、首をどんな動かし方をしても痛みは出なくなりました。
まとめ
今回の2名のお客様の共通点は、悪い姿勢を長時間続けたことです。
Mさんは下向き姿勢。Nさんは顔を前方に突き出す姿勢です。
お二人とも長年に渡る当院の常連のお客様ですので、不良姿勢は良くないことと分かっていると思うのですが、習慣を変えるのはなかなか難しいようですし、何かあればてらだカイロに行けば何とかしてもらえると思っておられるようです。
治療家としてはとても光栄なことですが、できればもう少し姿勢に気を付けていただければと思います。
※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。