慢性の腰痛と首の痛みを訴える介護職の男性 ─ S.N様(34歳・男性・介護職)

- update更新日 : 2022年10月20日
folder施術レポート

高齢者を抱える介護職の男性
慢性の腰痛と首の痛みに悩まれ、S.N様がお見えになりました。
中学、高校と柔道に励まれ、社会人になってから現在まで介護職に就いておられるそうです。
腰痛は中学時代から慢性的に繰り返しています。身長も182cmと高く、施設の利用者さんを抱える作業も随分とかがまなければならないので、このことも腰痛に拍車をかけているようです。
また、柔道部を引退して15年以上経ちますが、食べる量は変わっていないらしく現役時代より30㎏以上増量したそうです。
それもあって、最近では左のかかとにも痛みが出るそうです。

痛みの検査

首の痛みの検査

下を向くと第1胸椎付近に痛み
上を向いても同様に第1胸椎付近に痛み

腰の痛みの検査

立位体前屈で第5腰椎付近に痛み
立位で腰を後ろに反らしても同様に第5腰椎付近に痛み
仰向けで両膝を立てて両膝を左に倒すと、腰の右側に痛み
仰向けで両膝を立てて両膝を右に倒すと、腰の左側に痛み

初回の施術ならびにアドバイス

左足がやや長いので、骨盤を確認すると左寛骨が前下方に傾斜している。
これを骨盤ブロックで正常な位置に矯正。

第1胸椎から第10胸椎までの間に数か所後弯(猫背)あり→矯正。

第2頚椎にサブラクセーションあり→矯正。

この時点でも腰と首の痛みはある程度軽減しましたが、仕上げに「動体療法」を行います。

動体療法後は、上記の動きにおいて首の痛み、腰痛ともにほぼ消失し、姿勢もかなり改善しました。
腰を丸めて坐る習慣があるので坐り方を指導し、「下向きスマホ」もなるべくしないよう注意して初回の施術を終了しました。

首はともかく、腰痛については約20年の年季が入っているので、完治するまでにはしばらく時間がかかります。
あと5回くらいは間隔を空けずに施術を受けられるようお勧めしました。
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)