腰痛と太ももからひざにかけての痛み ─ K様(53歳・主婦)

腰痛の女性Kさん(53歳・主婦)は、数日前に久しぶりに約30分ジョギングをしたところ、右腰から太もも、膝まで痛みが出るようになったとのことで当院にお見えになりました。
 
Kさんは、これまでも何か症状が起こると当院に来られていましたが、今回は約4ヶ月ぶりでした。できれば1ヶ月に1回くらい、メンテナンスに来ていただくのが望ましいのですが・・・。
 
どういうときに痛みが出やすいかというと、両膝を立てた状態で両膝を左に倒した時に右腰と臀部に痛みが出ます。さらに椅子に坐って右ひざを胸に引き付けるような動作(靴下を履くときなど)で、右の太ももの前面(やや外側)とひざにまで痛みが出ます。

施術

まずはうつ伏せで脚長差をチェックしますと、右足が6~7mm長くなっているので骨盤ブロックで矯正。右の中殿筋、梨状筋をリリースし、筋膜の緊張を取り除く。腰部だけでなく背部まで筋肉の張りがあるので、こちらも筋膜リリース。
 
仰向けになっていただき、再度脚長差をチェックすると、まだ少し右足が長くなっています。腸腰筋と大腿四頭筋の短縮による骨盤のゆがみが残っていることが分かったので、それらの筋肉をストレッチで緩めます。そうすると足の長さはきれいにそろいました。
 
この状態で両足を立てて、左に倒すと痛みは随分と減っていて範囲は狭まっているものの、まだ痛みがあるとのこと。ここから先は「動体療法」の出番です。動体療法で、いくつかのテクニックを1つずつ試すごとに痛みは徐々に減っていき、最終的には完全になくなりました。
 
最後に椅子に坐ってもらって、右ひざを胸に引き付ける動作をしていただくと、鼠径部にわずかな痛みがあるものの、ほとんど気にならないほど改善しました。
 
運動は今日は控えて明日から行うこと。またいきなりジョギングではなく、まずはウォーキングから始めるようアドバイスしました。

カイロプラクティックは本来「予防医学」

Kさんは長いブランクの間に骨盤がゆがんでいることに気づかず、ジョギングをして今回のような症状が起こってしまいました。皆さんご存知ないかもしれませんが、カイロプラクティックは本来「予防医学」なのです。体を痛めないよう、不調を来たさないよう、事前に万全の体調にしましょう。というのが、実は本来のカイロの存在意義です。
 
でも、なかなか予防で動かないのが人間です。だから私たち治療家は、様々な症状に対応できるよう研鑽を重ねていく必要があります。もちろんそれはとても大事なことですが、できましたら時々施術を受けられていると、今回のような痛みは起こらなかったでしょうし、日々レベルの高い状態で快適に過ごすことができます。定期的なメンテナンスをおすすめします。
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)