骨盤・腰椎のゆがみが引き起こす”婦人科系”の問題

- update更新日 : 2022年04月19日
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「スカートが回ってしまう。」「骨盤周りに余計なお肉がついてしまう。」など、骨盤や腰椎の矯正を希望される方は、主に「美容」を目的としている方が多いように感じています。もちろん、それも大事なことですし大いにお勧めします。

しかし、骨盤や腰椎にゆがみがあると、もっと困った問題が起こります。例を挙げてみますと、
  • 腰痛
  • 生理痛
  • 生理不順
  • 不妊症
などの問題が起こりやすくなります。女性の場合、特に気になるのが「生理痛」「不妊症」などといった婦人科系の問題ではないでしょうか?

婦人科系の問題を引き起こす“腰痛”

当院にも生理痛や不妊症を改善したいといった切実な思いでお見えになる方が多くおられます。生理痛に悩んでいる方はほとんどの場合、腰痛持ちであることが多く、骨盤はもちろんのこと腰椎にゆがみ(サブラクセーション)があります。そして、日常生活の中で、いわゆる不良姿勢をしていることが多いようです。
 
よく報告を受ける不良姿勢の例を挙げてみます。
  • 足を組んで坐る。
  • のけぞって座る。
  • 横坐りをする。
など、ほとんど坐り方に関するものが多いですね。そして共通するのが、上記の坐り方をすると、必ず「腰椎が丸く」なります。通常は腰椎は、「やや反って」いるのが正常なのです。腰椎を丸くして坐ることが腰痛のみならず、生理痛や不妊症といった問題の“諸悪の根源”といってもいいくらいなのです。
 
現在、生理痛、不妊症でお悩みの方は、できるだけ早い段階で骨盤や腰椎の矯正を受けられることをお勧めします。実際にカイロの施術を受けられて骨盤や腰椎のゆがみが解消し、生理痛や不妊症の悩みから解放された方も少なくありません。
 
そして、姿勢、特に坐っている姿勢ですね。これを意識して坐るようにしてみてくださいね。

腰を丸めて坐るのはNG!

正しい坐り方は、できれば椅子を使います。それもソファや坐椅子ではいけません。ダイニングチェアなど、普通の椅子を用意してください。お尻を背もたれに完全にくっつけて坐り、そのまま背もたれにもたれましょう。その時に腰椎が丸くなるようでしたら、腰椎にクッションか丸めたバスタオルを挟んで腰椎が反るようにして坐ってください。これが、正しい坐り方です。
 
もちろん、この姿勢も長く続けると疲れますので、この坐り方をメインにして、あとはいろいろと坐り方を変えてもOKです。上記の不良姿勢といわれるものも、短時間であればほとんど問題はありません。
 
生理痛や不妊症といった婦人科系の問題は、もちろんすべて骨盤や腰椎のゆがみが原因とは限りません。婦人科にも相談しながら、カイロプラクティックを定期的に受けられることが一番望ましいと思います。