股関節の痛み1

- update更新日 : 2022年04月19日
folder施術レポート

集団で歩く女性たちの足

Mさん。37歳・女性。
3日前から左股関節の痛みを訴え、来院された。しかし元々あまり調子良くもなかったとのこと。他にも、体幹が右に傾斜していたり、長年にわたり腰痛の症状もある。
歩いたり、もも上げの動き、あるいは仰向けで膝を抱えるような動作で痛みが増悪する。坐っていたり、横になっている時などは楽。 

施術1回目

股関節の動きの軸
検査)
・立位でわずかに前後の揺れあり。体幹が右側に傾斜。
・内臓:正常
・ダラーサイン(梨状筋の圧痛の検査):右(△)
・クレストサイン(腰部脊柱起立筋の圧痛の検査):右(―)
・ヒールテンション(下腿三頭筋の緊張・硬さの検査):右(―)
 
施術)
・カテゴリーⅠと判断し、骨盤ブロックを使って持続的な矯正を施す。
・鼡径靭帯の閾値を上げる(痛み受容性を正常化)。
・大腿直筋をカウンターストレイン(筋肉を正常化させるテクニック)。
  
結果)
仰向けや立位での股関節の曲げ伸ばしがほとんど痛みなく行えるようになった。体幹の右側への傾斜も目に見えて改善。 

2回目(1週間後)

検査)
・立位や仰向けで股関節を屈曲させると痛みがあるものの、前回よりは軽減しているとのこと。
・立位で体幹の右側への傾斜が少し元に戻っている。 
 
施術)
・カテゴリーⅠのため、骨盤ブロックを使って持続的な矯正を施す。
⇒股関節屈曲での痛みが半減
・仰臥位で恥骨が後下方にわずかに下がっているので筋エネルギー法((筋肉を正常化させるテクニック)で矯正
⇒股関節屈曲の痛みさらに軽減
・寛骨と股関節の縫合の膜の軸を合わせる施術
⇒さらに軽減
・鼡径靭帯の閾値を上げる
⇒さらに改善
・大腿直筋をカウンターストレイン
⇒さらに改善
 
結果)
股関節屈曲での痛みは大幅に改善。体幹の右側への傾斜もほとんど消失。
 
今後、日常での姿勢を見直しつつ、もうしばらく体のメンテナンスのためカイロ施術を続けるようアドバイスを行った。
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)