皆さん、「ストレートネック」という言葉をご存知ですか?最近はテレビや雑誌などでも取り上げられることが増えてきているので、知っている方もきっと多いことでしょう。実際に当院でも、ストレートネックになっているクライアントさんが年々増えているのも事実です。「予備軍」の方まで含めるとかなりの割合になります。
では、このストレートネックとは一体何なのでしょうか?
ストレートネックとは?
正常な成人であれば、右の図のように、頚椎は前方に彎曲し、胸椎は後方に彎曲し、腰椎は前方に彎曲しています。これを「生理的彎曲」といいます。
進化の過程における四足から二足への変化、つまり直立位への変化は、骨盤を前方へ傾斜させ、腰椎の前方への彎曲を生じさせました。内臓を容れるためのスペースを確保すべく、胸椎は後方に彎曲し、重い頭部の重量をショックを吸収しながら柔軟に支えるべく、頚椎は前方に彎曲しています。
これが正常な成人の生理的彎曲です。これが少しでも逸脱すると、頭痛、肩こり、背部痛、腰痛、生理痛など、様々な症状として現れてきます。
この逸脱としてよくみられるのがストレートネックやストレート腰椎です。
ストレートネックを引き起こす例
右の上の図をご覧下さい。ちょっとこの図は誇張しすぎているかもしれませんが、ソファや床などにこのような体勢で坐ることはありませんか?私は通勤の電車などでたまに見かけます。
このようにのけぞるようにして坐ることが習慣になってくると、脊柱の生理的彎曲から逸脱し、ストレートネックやストレート腰椎の状態になってしまいます。
さらに、右の下の図をご覧下さい。この姿勢も同じく、ストレートネックやストレート腰椎の状態を引き起こす姿勢ですので、なるべくこのような姿勢にならないよう、心掛ける必要があります。
当院にお見えになる皆さんには常々お伝えしていますが、うつむく姿勢や高すぎる枕などはストレートネックを引き起こします。また、パソコン業務などで、顔を極端に前方に突き出す姿勢も同様です。
最近は、スマートフォンや携帯ゲーム機を長時間使用する人が増えているので、今後さらにストレートネックの人が増えいくであろうことは想像に難くありません。
ストレートネックに伴う症状
ストレートネックに伴う主な症状としては、頭痛、首の痛み、めまい、眼性疲労、肩こり、手のしびれ、などがあります。いわゆる頚肩腕症候群といわれるものです。
鹿児島市でストレートネックを改善したい方は、てらだカイロプラクティック整体院へ
カイロでは、本来の生理的彎曲を取り戻すべく、問題となっている椎骨を正常な状態に矯正していきます。生理的彎曲が回復してくるのに比例して、症状も徐々に軽減、消失していきます。
何にしても矯正を開始するのは出来るだけ早いに越したことはありません。生理的彎曲を逸脱した状態で何年も放っておくと、その状態で固着してしまい、正常に戻すのにかなりの矯正回数を要するか、あるいは完全には回復しない事態にもなりかねません。
でも、そもそもストレートネックやストレート腰椎の状態にならないよう気をつけることが何よりも一番大切なのです。