左下腹部から腰にかけての痛み ─ Y様(68歳・女性・サービス業)

folder施術レポート

腰痛で腰を押さえる女性
左下腹部から腰にかけての痛みを訴えて、Yさん(68歳・女性・サービス業)がお見えになりました。症状は2~3週間前から続いているとのこと。

お仕事はホテルの清掃作業です。一部屋当たりの清掃にあてられる時間がおおよそ決まっていて、早さと細やかさが求められるかなりハードな仕事のようです。

数年前、交通事故で左ひざを痛めて、現在ではほとんど痛みなく歩けるようになったが、もしかしたら無意識にかばって作業をしているかもしれないということでした。

あるいは、内臓に何らかの異常があるのではないかということも心配されていました。今回はまだ病院には行ってないそうです。

検査

痛みが増強する動作は以下の通りです。
いずれも左下腹部から腰にかけて痛みが出ます。
(++・・・強い痛み +・・・普通の痛み △・・・軽い痛み)

  • 立位で体幹を後ろに反らす △
  • 仰向けで両膝を立てた状態で、腰を持ち上げる △
  • 仰向けで両膝を立てた状態から、両膝を他動的に胸に近づけるように持ち上げる +
  • 仰向けで両膝を立てた状態から、両膝を右に倒す +
  • 仰向けの状態から、右に寝返りをする ++

施術

第4腰椎-左回旋変位 → 矯正。
中下部胸椎と上部胸椎-猫背 → 矯正。
第2頚椎-左回旋変位 → 矯正。

これらの施術で、上記の動きにおける痛みは10→6に減りました。

次に「動体療法」という筋肉の反射を応用した施術方法で、段階的に痛みを取っていきました。

最終的には、上記のすべての動作において、痛みは完全に消えました。

これらの施術で改善したということは内臓が原因ではないということを説明すると、Yさんは安心されたようです。

多少症状が戻ることがあるので、あと1~2回間隔を詰めて施術を受けられることをお勧めしました。
※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません