どこへ行っても良くならない首の痛み(2/2) ─ A様(44歳・女性)

- update更新日 : 2020年10月09日
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首が痛くて押さえる女性

今回は、前回の記事の続きです。

2回目の施術

2日後にお越しいただきました。案の定、強めの好転反応が出たようです。そして、初回の施術の直後はあれほど楽になった首の痛みでしたが、施術前よりは良くなったものの、まだかなり痛みが出ているとのことです。
 
Aさんの症状の慢性度と治癒力の低下を考えれば、それは想定の範囲でしたが、いまだ痛みを感じているAさんを気の毒には思います。なんとしても少しでも早く楽になっていただかなければ!初回と同様の矯正を行い、こまごました痛みは動体療法を駆使して(言い方が悪いですが)つぶしていきました。
 
ちなみに腰痛はかなり改善したようです。頭痛に関しては、痛みは減ったものの昼寝の後だけ痛むとのことでした。どうやら昼寝の時はちょっと高さのある枕を使っていることが分かりましたので、昼寝の時も夜に使っている低反発枕を使うようアドバイスしました。それで頭痛も治まるでしょう。
 
手首は、6~7年前くらいにあるものを前方に押し込もうとして手首に衝撃が走り、それ以来家事などで少しでも手を使うと、そのあとに「ジンジン」と痛みが起こるということでした。病院では変形していると言われたようですが、私が関節の検査をすると、可動性に特に問題はなさそうです。
 
そこで前腕の筋肉に問題があるのではないかと考え、筋肉の検査をすると、手首を背面に曲げる筋肉が弱くなっているのが分かりました。筋反射テクニックを使ってこの筋肉を強くしました。するとひとしきり手を使ってもジンジンとした痛みはなくなりました。

好転反応について

 
(3回目)
 
2回目の施術の後も、また強めの好転反応が出たようです。しかし、頭痛、腰痛、手首の痛みは良好とのことです。施術は前回と同様です。
 
(4回目)
 
3回目の後は好転反応はほとんどなく、首を上下に痛みなく動かせるようになっていました。ようやくAさんの自然治癒力は正常に働き始めたようです。
 
 
痛みが強い方、慢性症状の方、筋力の弱い方(女性など)は、Aさんのように好転反応(改善の途中で起こる一時的な痛みやだるさ)が強く出ることがあります。しかしその反応はいつまでも続くものではなく、それを乗り越えれば、それまで苦しめられていた症状も楽になっていきます。
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)