庭木の手入れでぎっくり腰になった男性 ─ K様(71歳・会社役員)
数年ぶりに庭木の手入れをしてぎっくり腰を起こしたとのことで、Kさんが遠方より新幹線に乗って当院にお見えになりました。
庭木を長年放っておくうちにツルが木々に巻き付いてしまっており、そのツルを引っ張る作業を繰り返していたある瞬間に腰に激痛が走ったとのことです。
腰痛はもともと持っており、これまでだましだまし過ごしてきたようです。
検査
歩けはするものの、痛みが伴います。
立位体前屈、立位上体反らしともに痛みがありますが、特に立位上体反らしは激しく痛がります。
仰向けに寝ていただきましたが、仰向けに寝ることもままならないほど強い痛みがあります。
何とか仰向けになっていただいて、両膝を立てたままお尻を持ち上げる動作をしていただくと、少しは持ち上がるが激しく痛みが出ます。
施術
まずは、立位で体の前後・左右の筋肉のアンバランスを修正する施術を行います。
次に坐っていただいて、痛みを持続させている腹横筋の痙攣を沈めます。
次はメインとなる施術ですが、今回は痛みが強すぎてカイロプラクティック矯正はできそうにないので、「動体療法」というテクニックの中の腰痛のための施術法を使って、腰椎の椎間関節の矯正と腰部脊柱起立筋の筋膜リリースを同時進行で行っていきます。
さらに上記の検査で分かった痛みが出る動きや姿勢をさせながら動体療法の他のテクニックを1つずつ施していきました。
すると、施術後は上記検査のすべての動きにおいて痛みがほぼ消えていました。
ぎっくり腰が随分良くなると、ついでに慢性化した右肩の可動性減少・痛み・しびれもみてほしいとおっしゃるので、そちらの施術もさせていただきました。
こちらも施術後は随分と良くなりました。
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)