腰痛、頭痛、首の痛み ─ A様(36歳・女性)

老人と介護士10年前に介護のお仕事で患者さんを抱える動作でぎっくり腰をして以来、ずっと腰痛を繰り返しているAさんがお見えになりました。特に最近は、靴下を履く動作で腰に痛みが出ます。さらに立って後ろに反らすときと、仰向けで両膝を立てて左右に倒すときも同じような痛みが出ます。

首の痛みも慢性的で、特に上を向いたときに痛みが出ます。さらに頭痛もあり、なんと小学生の頃から繰り返して現在に至っているそうです。特に頭頂部とこめかみに痛みがあります。

施術

脚長差をみると、左足が約1cm短くなっています。これを骨盤ブロックで矯正。これで腰痛がまだ治ったわけではありませんが、先に他をみます。

僧帽筋が緊張しているので、筋膜リリースで緩める。第1胸椎の棘突起(手で触れられる背骨の隆起)が後方に出てきていたので、これを前方へ矯正。これで、上を向いた時の首の痛みは消えました。

頭痛に関しては、第2頚椎が左後方変位を起こしており、棘突起がやや右に変位していました。これが恐らく、いや間違いなく頭痛のメインの原因だと思われます。この第2頚椎を矯正すると、頭痛はほぼ取れました。あとは仕上げに軽く頭蓋の調整と頭部と頚部の筋膜をリリースしました。

腰痛の施術

ここから主訴である腰痛の施術に入ります。最近では腰痛の施術は「動体療法」をメインで使っています。動体療法は、キネシオロジーを応用したテクニックで、筋反射や経穴(ツボ)を使って施術したり、あるいは筋膜リリースを発展させたような施術方法まであります。筋骨格系の問題ならほとんど即効的に改善させることが可能です。

私は最近ではもっぱらカイロプラクティックの基本的な矯正と「動体療法」を併用して施術していますが、カイロと動体療法はかなり相性が良いです。それもそのはず、動体療法はAK(アプライド・キネシオロジー)というテクニックを応用した施術方法ですが、AKを開発したのはカイロプラクターですから、相性が良いのは当然なのです。

話がそれてしまいましたが、Aさんの腰痛に対して動体療法のテクニックを施すと、靴下を履く動作も、仰向けで両膝を立てて左右に倒す動作もすべて痛みなくできるようになりました。でも慢性ゆえに、最初は症状が少し戻ってしまうこともあるので、少なくとも4~5回くらいは間隔をかけずに通われることをお勧めしました。

現在3回お見えになりましたが、着実に改善しているようです。
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)