今回もまた腰痛でお困りのクライアントさんの記事です。Mさん(25歳・男性)は、ルームクリーニングのお仕事をされています。
Mさんは手を抜かない性格で、決められた時間内に作業を終えるためにかなり無理を続けてきたのだと思いますが、最近しゃがんだ時、特に靴下を履こうとする時に腰に痛みが走るようになったということで、当院にお見えになりました。エアコンも使えない酷暑の室内で毎日まじめにお仕事をされており、本当に頭が下がります。
検査&矯正
さて、まずは検査をしてみると、立位で体幹を後ろに反らすと左右の腰部に痛みが出ます。ご本人がおっしゃるように、やはり靴下を履こうとする時が最も顕著に痛みが出ます。
腰椎に複数のサブラクセーションがあります。特にメジャーとなっている第4腰椎の左後方変位を矯正しました。
骨盤は左寛骨が後下方変位を起こしているので、骨盤ブロックで調整しました。
胸椎に後弯(猫背)の強い部分があるので矯正。
注)その他にも細かい検査と施術を行っていますが、長くなりますので詳細は省略させていただきますね。
この時点で痛みに変化があるかどうかを検査するも、最初の痛みを10とすると5くらいには減っていましたが、年齢的にもう少し良くなるはずだと考え、神経リンパ反射を使った施術を行いました。そうすると、靴下をはく動作も、立位で体幹を後ろに反らす動作も、随分と楽になりました。
その後、間隔を空けないでさらに3回お越しいただきましたが、痛みがほぼなくなったので、これでひとまず終了としました。
腰痛で悩む人は年々増えている
私がカイロの世界に進んだのは、もともとは自分の腰痛をカイロで改善してもらったのがきっかけでした。腰痛で悩む方が年々増えているように感じています。Mさんはお掃除の仕事ですが、デスクワークの方のほうが腰を痛めやすいようです。まだ我慢できるからと腰痛を放っておいて、やがてもしぎっくり腰を起こしてしまうと、仕事はもちろんですが、ただ日常生活を送るだけでも非常に苦痛を強いられます。そして腰痛が習慣化してしまう恐れがあります。
もちろんぎっくり腰になられてもカイロプラクティックで対応はできますが、痛みが激しいので、そうなる前にカイロ施術を受けられることをお勧めします。但し、ぎっくり腰を起こしてすぐに施術を受けられるよりは、2~3日は自宅で安静にして、激しい痛みと炎症がある程度治まってから施術を受けられる方が効果が出やすいです。
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)