ぎっくり腰になりかけの男性 ─ S様(55歳・男性・自営)
屋久島でペンションを経営するSさん(55歳・男性)は、用事があって昨日から鹿児島市内を訪れていました。
今朝ホテルで目を覚まし、体を起こすと腰に違和感があり、歩いてみると少し痛みがあることに気づきました。ぎっくり腰の一歩手前のような感じがするとのことでした。
せっかく鹿児島市内に来たばかりだというのに腰に痛みがあるとこれからの予定に不安があるとのことで、ネットで検索し、当院にお見えになりました。
どのような動きで痛みが増強するのか検査をしましたが、ゆっくり動かす分にはなんとか痛みなく動かせるようです。ただ、歩く時に少し痛みが出るとのことでした。
問診で原因を突き止める
何が今回の腰痛の原因だったのか問診してみると、少なくとも2つの原因が分かりました。
1つ目は、このところ毎日のように朝から数時間魚釣りをしていて、それなりに腰に負担をかけていたことが分かりました。
もう1つは日常の姿勢の悪さです。腰椎が「ストレート腰椎」になっていることから、普段から腰を丸めて坐っていることが分かりました。Sさんに確認してみると、ご本人も姿勢の悪さについては自覚がありました。
これまでの私の経験では、腰痛の8割は「腰を丸めて坐る」坐り方に原因があると思っています。
今回は、幸いにしてぎっくり腰の一歩手前なので、炎症はほとんど起こっていません。したがって炎症を気にせず施術を行うことが出来そうです。
まずは、当院オリジナルの筋膜リリース
朝と夕に30分ずつ犬の散歩をする以外は、特に運動をされていないので腰から背中にかけては関節も筋肉も固まっていて、可動性に乏しい状態でした。まずは当院オリジナルの筋膜リリースを行って、関節と筋・筋膜に十分な可動性を付けていきます。
幸いにも今回は炎症が起こっておらず、筋膜リリース時に痛みはないようでした。
真正のぎっくり腰を発症していると、初回、あるいは2回目くらいまでは筋膜リリースを行えません。
無理にリリースをすると傷口を広げてしまうからです。
次にストレート腰椎の矯正
筋・筋膜が十分にほぐれたところで、メインのストレート腰椎の矯正です。
矯正といっても痛みがあるにはあるので、一瞬でも痛みを増してしまいかねないアジャストメント(瞬間矯正)は今日は出来ません。
そこで「動体療法」を使って徐々にじわじわと関節を動かし、ソフトかつ確実な矯正を施します。
初回の施術はここまでです。
歩いていただくと、随分楽になったとおっしゃっていただきました。
翌朝、Sさんからグーグルマイビジネスに口コミが寄せられていました。
痛みが無くなったようで、私もほっとしました。
腰に違和感を感じている方は、Sさんのように痛みが悪化しないうちにカイロ施術を受けられることをお勧めします。
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)