スマホの使い過ぎによる頭痛と肩こり ─ Y様(43歳・女性・会社員)

folder施術レポート

肩を酷使することも発症の原因になります長年、定期的に当院をご利用いただいているYさんが、頭痛と肩こりを訴えてお見えになりました。
休日に不良姿勢で長時間スマホを観ていたのが原因ではないかとのこと。

姿勢を見ると頭が少し前方へ突き出し、その分、上部胸椎が後方に突出しています。
両肩も少し巻き肩になっています。

施術

少し前にインフルエンザに罹ったため、数日安静に寝ていたこともあり、腰と背中がかなり硬くなっています。
まずは、ある程度体幹を正常な可動性に戻すために筋肉と関節の緩和操作を施した上で、腰椎と胸椎を矯正。後方に突出していた上部胸椎は正常な位置に戻りました

第2頚椎が左回旋変位を起こしており、これが頭痛の直接の原因と思われます。まずはこちらを矯正。
さらに後頭骨と第1頚椎の間、第1頚椎と第2頚椎の間が詰まっており、これも頭痛を助長するので、呼吸を使った頚椎の牽引法で正常な状態に戻す。

巻き肩を解消するため、肋骨を矯正し、小胸筋をストレッチ

肩こり解消のため、凝り固まった前腕の筋膜をリリースし、第1~3肋骨を前方へ矯正

これらの施術後、体の変化をチェックしていただくと、頭痛と肩こりはかなりすっきり取れたが、左へ振り向くと左の後頭骨に少し痛みがあるとのこと。

関連する大胸筋と背中の大菱形筋のポイントを刺激しながら施術をする(「動体療法」のテクニック)と、この痛みも消失。

続いて、立っていただいて姿勢のチェック。

施術前は前方に顔を突き出して、やや巻き肩があったが、施術後はそれらは改善し、かなり良い姿勢になりました。

頭痛の原因のほとんどは不良姿勢から

お帰りになる際に、中1の息子さんが最近頭痛が続いており、脳神経外科で検査しても異常がなかったので、当院で施術して欲しいとのご相談を受けました。

息子さんがゲームが好きだというお話は以前から伺っていましたので、下を向いている姿勢、あるいはうつ伏せでゲームをしていないか尋ねてみると、確かにそのような姿勢で長時間ゲームをしているとのことでした。

まずは姿勢を注意してあげて、それでも頭痛が治まらない場合は当院で見せていただくよう勧めてみました。なぜなら、施術をしてその場では良くなっても、日頃の姿勢が悪いままではすぐに再発してしまうからです。

頭痛の原因のほとんどは不良姿勢から起こっています。息子さんもYさんご自身もこれからはお互いの姿勢をチェックし合うことをお勧めしました。※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません