立位で体を右にひねると左腰が痛い ─ M様(66歳・男性・運送業)
ここ数日、立った状態で体を右にひねると左腰に痛みが出るとのお悩みで、Mさん(66歳・男性・運送業)がお見えになりました。
仕事柄、毎日長距離を運転するのと、荷物の積み下ろしもあって慢性的に腰痛を繰り返しているとのこと。ここ数日は痛みが特に気になるので、ネットで当院を探して来院されました。
他に首の痛みもあり、右へ振り向こうとすると首の右側の付け根に痛みが出るそうです。こちらは以前、ヘルメットをかぶって足場かどこかに頭を強打してから症状が続いているとのこと。
まずは腰の施術
腰に痛みが出る動きや姿勢は次の通りです。
- 立位で体を右にひねるとき
- 座った状態で左のお尻に体重をかけたとき
- 仰向けに寝て両膝を立てた状態で、両膝をそろえて右に倒したとき
いずれも左腰の痛みが増強します。
まず、骨盤のゆがみをチェックすると、左骨盤が前下方に変位しているので、こちらを骨盤ブロックで矯正。
下半身の複数の筋肉に過緊張が見られ、これらが腰周辺の筋肉に作用して痛みを引き起こしていると思われます。
特に緊張が強い筋肉は、大殿筋、太ももの内側の筋肉、ふくらはぎの内側の筋肉、などです。これらの筋肉に対して筋膜リリースを行う。
※他にも細かい施術を行っていますが、ここでは主だった施術のみご紹介しています
この時点で、上記の動きを行っていただきましたが、痛みはほとんどないとのことです。
次に首の施術
先ほどもかきましたが、ヘルメットをかぶって頭を強打して以来、右へ振り向こうとすると首の右側の付け根に痛みが出る症状に対する施術に入ります。
頚椎と上部胸椎をチェックすると、第1胸椎が左回旋変位を起こしているので、まずこちらを矯正。
次に、左の肩甲骨周辺筋肉の緊張が見られるため、これらの筋肉に対して筋膜リリース。
この時点で、かなりスムーズに右を振り向けるようになりました。
仕上げに“ツボ”を使った首の調整を行い、さらに右を向きやすくなりました。
施術は以上となります。
腰痛も首の症状も慢性化しているので、できるだけ間隔を空けないで、あと数回施術を受けられることをお勧めしました。
※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません