腰痛5

Tさん。37歳・男性・会社員

腰痛で腰を押さえる男性

 
主訴)
あぐらの状態から立ち上がる時と、くしゃみをする時に、右腰から臀部にかけて痛みが生じる。1ヶ月前から症状が出始めたが、ここ4~5日が特にひどい。仕事内容は主にデスクワークと時々運転。仕事中に左足を上に組んでしまうとのこと。
 
施術1回目)
 
骨盤がカテゴリーⅠの変位を起こしていたので、骨盤ブロックを使ってこれを矯正。カテゴリーⅠとは、SOTテクニックの中の分類の一つで、左右の寛骨が互い違いに捻れるように変位している状態。
 
内臓をチェックすると、回盲部(小腸から大腸に移る部分)に違和感を感じたので、機能が正常になるよう施術を行った。恐らく回盲部の機能低下が原因だと思われるが、右腰部起立筋と右腰方形筋がスパズムを起こしていた。回盲部を施術するだけでも筋は改善していくと思われたが、一応、筋に対しても「カウンターストレイン(筋を正常化させるテクニック)」を施した(この方が改善が早い)。

初回の施術は以上で終了。


施術2回目)
 
2回目は5日後に来ていただいた。右の腰部起立筋の痛みは随分軽減していたが、右の殿部の痛みは逆に強くなっているとのこと。これは、今まで特に痛かった腰部起立筋の痛みが大幅に軽減しているため、2番目に痛かった殿部の痛みをより強く感じやすくなってしまっている旨を説明する(これを神経学では「ゲートコントロール」という)。
 
まずは前回同様、カテゴリーⅠの矯正をし、右大殿筋をカウンターストレインで調整。腰部起立筋は、今回は「操体法」というテクニックを使って調整。
 
施術は以上だが、「腰痛緩和のためのストレッチ」を指導し、自宅で毎日行うよう指示。

施術3回目)
 
5日後に来ていただいた。随分良好になっているようだ。
 
適宜矯正を行い、今回はさらに全身の「筋膜リリース(解放)」を行った。筋膜をリリースすることにより狙った効果↓↓
•体液の循環を促し、特に腰背部の老廃物を流す(老廃物の中には痛みを引き起こす炎症物質が含まれている)。 
•筋の緊張を取り除くことにより、再び脊椎と仙腸関節の可動性が減少するのを防ぐ。 
それから、より多く酸素が吸えるよう呼吸の調整を行った。
 
以上で‘ひとまず安心’というレベルにまで回復したと思う。遠方の方なのだが、これからもできるだけ3~4週に1回のメンテナンスを受けられるよう、ご提案した。
(※あくまで結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。)